batを使用していてファイル存在チェックしたい場合のやり方をご紹介します。existsを使用します。
もしファイルが存在したら〇〇、存在しなければ作成するといった場合の処理になります。
こういった条件で場合分け出来るか出来ないかで、batファイルのレベルが変わってきます。
是非、ファイル存在チェックを身に着けて質の高いbatファイルを目指しましょう!
windowsのプロンプトで使用できるbatやpythonやphpを使用して、業務効率化やWebサイトを作成しております。javaやシェルスクリプトなど、様々なプログラミングを行った実績ありの筆者です。
batのexistsでファイル存在チェックする方法の基本
batでexistsを使用してファイルの存在をチェックする方法を以下に示します。
if [not] exists ファイル名 (
コマンド )
存在しない場合は「not」を付けるだけです。
if not exists ファイル名 (
コマンド )
elseをつけて条件に合わない場合の処理も追加しても良いです。
if exist ファイル名 (
存在する時のコマンド
)else (
その他の時のコマンド
)
その他の「if」の使い方は以下の記事でまとめています。
実践でファイル存在チェックする
では実践でファイル存在チェックをします。
下のコードのbatファイルと同じフォルダに「ファイル1.txt」のファイルを作成します。
@echo off
if exist ファイル1.txt (
echo ある
)else (
echo ない
)
pause
このbatファイルを実行してみます。
ある
ファイルの存在確認が出来ました。
ここで日本語が文字化けしておかしな文字になった人もいるかと思います。
そういった場合の対処法は、ファイルを名前を付けて保存して文字コードを「ANSI」にして上書き保存する事です。
ファイル存在チェックでなければ作成するbat
では実際実務で使用されるbatファイルをご紹介します。
ファイル存在チェックしてなければ作成するbatファイルです。
@echo off
if not exist ファイル1.txt (
echo ないので作成します
echo > ファイル1.txt
)
「not exist」でファイルが無ければの条件にしています。
コマンドとしてファイル作成しています。今回は「echo」コマンドを使用してファイル作成しています。
同じフォルダの「ファイル1.txt」があれば削除してから、このbatファイルを実行してみます。
ないので作成します
続行するには何かキーを押してください . . .
想定通り「ファイル1.txt」が作成されたと思います。
batを使用する運用で、ファイル存在チェックして処理を行う事はよくあるので覚えておきましょう!
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ファイル名を取得する方法
ファイルを移動する方法
ファイルを削除する方法