batの中でexeファイルを実行したいと思った事はないでしょうか?
batの途中でexeファイルを実行して、何らかの処理をしてから続きのbat処理を行えると業務の幅が広がります。
でも難しそうですよね。でも大丈夫です。
現役エンジニアの筆者がbatでexeファイルの実行の仕方を丁寧に解説します。
windowsのプロンプトで使用できるbatやpythonやphpを使用して、業務効率化やWebサイトを作成しております。javaやシェルスクリプトなど、様々なプログラミングを行った実績ありの筆者です。
batでexeを実行する方法
batの中でexeファイルを起動する方法をまとめます。
- callコマンドでexeを起動する
- startコマンドでexeを起動する
callコマンドでexeを起動する
callコマンドはbatファイルの中でラベルをつけたところに移動する事が出来たり、外部のファイルを呼び出したりするコマンドですが、exeも起動する事ができます。
callでexeを起動する時の基礎構文をお伝えします。
call "exeファイルの絶対パス"
これでexeを起動する事ができます。
startコマンドでexeを起動する
次はstartコマンドです。batでstartコマンドはフォルダを開いたり、他のアプリケーションを起動できるのでexeを指定して起動できます。
startでexeを起動する時の基礎構文をお伝えします。
start "" "exeファイルの絶対パス"
startの基礎構文はstartの後に「ウィンドウタイトル」が来て、その次に対象を書くので最初の””はウィンドウタイトルを空白にして実行するという意味です。
また環境変数でパスが通っているのであれば、exeファイルを指定するだけでも可能です。
start exeファイル名
実践:batでexeを起動してみる
実際にbatファイルを使用してexeを起動してみます。
batのcallコマンドでexeを起動してみる
@echo off
call "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
「@echo off」について詳しく知りたい方は以下の記事へどうぞ
このbatを実行するとgoogle chromeのブラウザが立ち上がります。
batのstartコマンドでexeを起動してみる
@echo off
start "" "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
このbatを実行してもgoogle chromeのブラウザが立ち上がります。
環境変数が通っているので下のコマンドでも立ち上がります。
@echo off
start "" "chrome.exe"
実践:batでexeを引数も使用して起動してみる
今度はexeを引数を用いて起動してみます。
引数指定してcallコマンドでexeを起動
call "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE" test.xlsx
excelのexeファイルを絶対パスで指定して、その後にファイル名を引数として実行します。
するとtest.xlsxファイルがexcelで開きました。
引数指定してstartコマンドでexeを起動
同じ事をstartでもやってみます。
start "" "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE" 35_php.xlsx
同じ様にtest.xlsxファイルがexcelで開きました。