Linuxサーバーで再起動するコマンドについて教えて欲しいです。
そういった疑問に現役エンジニアの筆者が答えます。
再起動コマンドのオプションについても詳しく触れていきます。
時間指定して再起動する方法なども教えます!
筆者はWindowsサーバーやLinuxサーバーの運用構築を11年以上おこなってきました。その経験を元に知識を公開していきます!
この記事を読めばLinuxサーバーの再起動コマンドについて、学ぶことができます。
Linuxサーバーで再起動するコマンド
Linuxサーバーで再起動するコマンドを以下に示します。
reboot オプション
オプションは省略する事が出来ます。rebootコマンドは即再起動します。
時間を指定して再起動はできないのでしょうか?
シャットダウンコマンドのrオプションをつけることで、時間を指定して再起動できます。
shutdown -r 時間指定
シャットダウンコマンドの場合、時間指定を省略すれば1分後に再起動します。
その他の時間指定方法をまとめます。
- now ・・・即時に再起動を行う。
- 分指定・・・〇分後に再起動を行う。
- 時間指定・・・例えば12:20のように指定する
キャンセルしたい場合はcオプションで可能です。
shutdown -c
このようにシャットダウンコマンドでも即再起動する事ができます。
再起動コマンドのオプションについて
Linuxサーバーの再起動コマンドのオプションについてまとめます。
reboot -f
再起動コマンドのfオプションは強制的に再起動する事ができます。
システムの整合性不一致や一部のデータが破損する可能性があります。動いているサービスの正常終了を待たないからです。
ですのでどうしようもない場合のみ、このオプションを使用しましょう。
「sync」コマンドはメモリに保持されているファイルシステムのデータのキャッシュを、ディスクに書き出してくれます。
再起動する前に3回ほど「sync」コマンドをたたくと良いでしょう!
sync
sync
sync
reboot
まとめ:Linuxサーバーで再起動するコマンド
Linuxサーバーで再起動するコマンドを以下に示します。
reboot オプション
rebootコマンドは即再起動を行う。
時間を指定して再起動したい場合はシャットダウンコマンドのrオプションを使用する
shutdown -r 時間指定
shutdownで再起動行う場合は時間指定が可能。指定をキャンセルする場合は「shutdown -c」コマンドで可能。
rebootコマンドのfオプションは強制的に再起動する。どうしようもない場合にだけ使用する。
システムの整合性不一致やデータが破損するリスクがある。
再起動の前にシステム整合性を整える為に「sync」コマンドを3回ほどたたいておく!
Linuxサーバーの再起動はシステムやデータの破損、他にログインしているユーザーからの不満など、リスクがあるのでしっかり理解して行いましょう!